トレランの特徴の一つとして、ロードのマラソンにくらべ長距離、長時間のレースが多いおいうことがあります。
50kmを超えはもちろん100マイル(160km超!)でもそれほど珍しくないほど。
長いレースになれば日中だけでなく、夜間も走り(歩き)続けることになります。当然夜間にトレイルを走る練習が必要となります。
夜の山の中を走るってどんな感じなのかな?昼間と
どんな違いがあるのかな?
同じ山でも昼間とは違う注意や持ち物が必要でしょうね。
どんな注意点や、準備が必要なのかな?
この様な疑問を持たれると思います。
確かに夜のトレイルは危険もあります。
ただトレーニングとしてだけではなくナイトトレイルランはそれだけで楽しい遊びです。
注意事項を守って是非トライしてもらいたい遊びです。
この記事を読めばナイトトレランに必要な装備や、注意するべきことが分かります。
ぜひ最後までご覧ください。
ナイトトレイルランの魅力
夜の山は別世界。ナイトトレイルの魅力は普段から通い慣れた山で非日常が味わえるところ。
よく見知った山でも昼間とは全く違う雰囲気です。月の明るさを感じながら、静かな森の中を走り抜けるのは、人間の冒険心を存分に満たしてくれます。
特に夏場は日中暑すぎて走れない日でも夜は比較的涼しく走ることができ、木の葉を揺らす風の音が気持ちよくランナーを迎えてくれます。
ナイトトレイルランを経験すると、トレイルランナーとして何か一つ成長したような気持ちになるものです。
身近な非日常を味わえるナイトトレイル、是非挑戦してみてください。
ナイトトレイルランの必要性
有名なUTMF(ウルトラトレイルマウントフジ・100マイルレース)に代表されるような、長距離レースを走る場合、必ず夜間走のトレーニングが必要となります。
長距離レースの場合必ずレース中に、日暮れから夜明けまでの時間を過ごすことになります。その間仮眠をとる場合はあっても基本的に走り続けなければなりません。
夜間走の経験がなければ、この時間帯を安全に切り抜けることは難しいでしょう。ヘッドライトの使い方や、ペース配分、精神状態など日中とは全く違った配慮が必要となります。
上記のような長距離レースに出場する選手は、宵越しの夜間走のトレーニングを必ず行っています。
トレイルのレースはロードに比べ、比較的距離や走破時間が長いものが多いので、宵越しとはまでは行かなくても、夜明け前や日暮れの時間帯を走る事は珍しいことではありません。
トレイルのレースー特に50km超えのレースに挑戦する場合には、必ず一度は夜間走のトレーニングをしておいた方がいいでしょう。
ナイトトレイルランを行う上での注意点
ナイトトレイルランは日中のランとは状況が大きく異なります。そのため行う上でいくつか注意点がありますので解説していきます。
一人で走らない事
ナイトトレイルラン一人で行わないようにしましょう。特に初心者のうちは絶対NGです。
夜の山は、当然視界が悪く、足元も見えにくいので、転倒や衝突による怪我のリスクも高まります。また、視界不良による道迷いも発生しやすくなります。
一人で夜のトレイルに入ってこれらのトラブルに見舞われた場合、致命的な事態になりかねません。
日頃慣れ親しんでいる近所の低山であっても、ナイトトレイルランのときは、必ず何人かで山に入るようにしましょう。
地域によっては、ナイトトレイルの練習会、講習会も開催されていることもあります。ネットで検索すれば情報が得られますので、そういったものを利用するのもおすすめです。
何人かで走る場合でも、最初のうちは必ず経験者と一緒に
走ってくださいね。
日頃走り慣れていない山には行かない
ナイトトレイルランで使用する山は日頃から走り慣れている山を選びましょう。夜の山は昼間とは別世界です。慣れ親しんでいるトレイルでさえ全く違った景色に見えてしまうほど。
これがほとんど行ったことがないような山であれば、尚更危険です。日中なら間違えないような、踏み跡もない迷い道に入り込む危険性や、その他の危険箇所の有無もわかりません。
ナイトトレイルの練習で使用する山は、”行き慣れた低山”を基本的には選択してください。そして先導するランナーはある程度ベテランであることが望ましいです。
ナイトトレイルランの必要装備
ここでは、ナイトトレイルランに必要な装備について解説と紹介をしていきます。日中の装備と同じものもありますが、よりシビアに準備することが必要になります。飲料水や補給食はベーシックとして考え、それ以外の装備となります。
1・ヘッドライト
ナイトトレイルで必ず必要になる装備がヘッドライトです。
これがなければナイトトレイルは走れません。
普通のハンドライトなどでは走ることはできませんからね。
各社からいろいろな種類のものが販売されていますが、明るさで言えば最大光量300ルーメン以上のものがランニングには望ましいです。
バッテリーは乾電池式のものと充電池のものがあります。
両方もっていれば安心ですが、個人的には充電池式のもので、替えの電池をもっておくのがおすすめです。下に私の使用しているヘッドライトを紹介しておきます。
最大光束600ルーメンのモードで10時間稼働可能というタフなモデル。
充電式のリチウムイオン電池を使用するタイプで、
乾電池式と違い使用するのは一本の電池だけ。
そのため替えの電池を持っておけば、万が一電池の残量がなくなった場合ワンタッチで交換が可能です。バッテリーケースが後ろに配置されているため、装着時のバランスも良。
防水性能も申し分無し。
防寒具
季節によって必要なものは違ってきますが、夏場であっても夜は冷えることも多いので、ウインドブレーカー程度の羽織りものはもっておきましょう。秋冬になると夜の山は冷え込みます。動いている時は寒さを感じませんが、停滞するとすぐに体が冷えてしまいます。できれば薄手のダウンの程度はもっておいた方がいいでしょう。
グローブ
寒い時期に限らず、グローブは嵌めておく様にした方がいいでしょう。
トレイルでは木や岩の様な障害物を掴んだり、転倒したりと何かと手で様々なものと接触する可能性が高いものです。
木の枝や石などは鋭利な場合も多く、素手で接触した場合は怪我につながるリスクも大きいです。
ナイトトレイルではなおのこと、視界も悪くリスクも大きいのでリスクヘッジには余計に気をつける様にしましょう。
トレランの場合は真冬以外は薄手のグローブで十分です。嵌めたままスマホの操作やシューズの紐を結べる様なものが便利です
・サロモン ランニンググローブ
通気性・速乾性に優れた薄手のランニンググローブ。
グローブを嵌めたままスマホの画面操作も可能。その他の細々とした手作業もしやすい作りです。
シンプルで美しいデザインのグローブ。
スマホ GPSアプリ
まとめ
ナイトトレイルは日中とは違う魅力に溢れています。
注意点に気をつけて走れば通い慣れた山でも別の世界の様に楽しめますよ。
あなたも是非挑戦してみてください。トレイルランナーとして一つ成長した気にさせてくれます。
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